【ダブル】オコリーザー
シーズン15で使ったパーティのひとつです。
タイトルのオコリザルとフリーザーに明確なシナジーがあるわけではないのですが、構築における特徴的な2匹で語呂も良かったので。
パーティ紹介
ポケモン | 特性 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
---|---|---|---|---|---|---|
肝っ玉→親子愛 | ガルーラナイト | 捨て身タックル | けたぐり | 猫騙し | 不意打ち | |
プレッシャー | ヨロギの実 | フリーズドライ | 絶対零度 | フリーフォール | 追い風 | |
負けん気 | 拘りスカーフ | インファイト | 岩雪崩 | 冷凍パンチ | ダストシュート | |
浮遊 | 食べ残し | 10万ボルト | オーバーヒート | エレキネット | 守る | |
バトルスイッチ | 命の珠 | シャドーボール | ラスターカノン | ワイドガード | キングシールド | |
威嚇 | 突撃チョッキ | 岩雪崩 | 馬鹿力 | 地震 | 蜻蛉返り |
構築アプローチ
だいぶ前なのですが、ダブルの新しい構築のきっかけ探しをしたくて、
Twitterで構築の始点になるポケモン募ったところ、フリーザーという声があったので作ってみました。
まずフリーザー単体で考えるとアタッカーとしては採用しづらいスペックなので、追い風サポーターとしての運用を模索します。
耐久厚めの準伝説追い風要員としてはサンダーやスイクンがライバルになり、汎用性ではこれら2匹に劣りますが、
フリーザーは一致で氷技を使えるだけで十分差別化ができていると感じます。
現在のダブル環境は氷技の通りが良く、例えば第6世代の結論パーティとも言えるCHALK(クレセリア、ヒードラン、モロバレル、ランドロス、ガルーラ)を見ても、
ランドロスとモロバレルには氷が抜群で入り、その他メジャーどころにもボルトロス、サンダー、サザンドラ、ボーマンダなど氷弱点が多数います。
フリーザーは「フリーズドライ」が使えるので、ニョロトノやスイクン、ミロカロスなどメジャーな水タイプの弱点もつくことができます。
特に、依然としてメジャーな雨パーティのエースアタッカーに据えられるルンパッパ、ラグラージ、キングドラには4倍をとれます。
また、水(雨)メタとして優秀なトリトドン、威嚇要員として一定数見るギャラドスに対しても4倍。火力はイマイチでも打点としては十分な魅力です。
そして、フリーザーには無限の勝ち筋「絶対零度」があります。クレセリアだろうがヒードランだろうが、3割で一撃。
ここまでの考察で、普通にもっと数がいてもいいんじゃないかってくらい、優秀なことがわかりますよね?
(XY準伝説でサンダーを選ぶ人が多いのと、耐性がイマイチなのが響いて個体数が少ないのでしょうけども。)
では、フリーザーの魅力は十分に把握できたので、他のコマを考えていきます。
まずメガ枠。
フリーザーと相性の良いメガ枠は、ガルーラかカメックスだと個人的には思います。
2匹とも猫騙しで展開補助ができ、そのまま上から殴りにいけるエースで、追い風との相性抜群です。
ガルーラで相手しづらいクレセリアや耐久ゴーストに絶対零度を刺すことができ、カメックスが苦手な水タイプにはフリーズドライが撃てます。
今回はガルーラを採用しましたが、カメックスとの組み合わせもいつか考えてみたいです。
次に構築に入ってきたのは、ギルガルドでした。
ガルーラフリーザーの並びは格闘技や岩技(特にテラキオン)が辛いので、そのケアをできるポケモンとして自然な解でした。
また、主に同じ理由で、威嚇枠としてランドロスも採用します。
残り2体、ボクは物理エース構築には「負けん気」もしくは「勝ち気」の特性を入れないと気が済まない病気でして。
この構築においても、ここまでだとまさしく威嚇持ちのランドロス、特にスカーフランドロスに対してまだ不安が残るメンツです。
そんなランドロスが素早さに補正をかけていても確実に上を取り、ワンキルできるポケモンがいます。
それがオコリザルです。
他にもオコリザルは一致格闘技でガルーラやテラキオン、ヒードランも縛ることができます。
岩技を持てばリザードンやウルガモス、ダストシュートで威嚇+メガサーナイトのような相手にも圧力を与えます。
あと、そんなに対策されてないし所謂「意表をつく」性能もあります。実に強い。。。
さて、最後の枠ですが、ポケモン界で補完といえばこいつ、ロトム。(ロトムが補完に入るパーティは弱いと言う説もありますが。。。)
ただし今回はウォッシュではなく、ヒートロトム。
これはまだ薄いフェアリーや炎への耐性、鋼(ギルガルド)への打点を意識しました。
長くなりましたが、以上が今回の6匹に至った経緯です。
個別紹介
メガガルーラ :意地っ張り 207(212)-191(228)-124(28)-xx-121(4)-125(36)
説明不要の第六世代最強ポケモン。
今回は素早さは追い風に頼り、耐久&火力重視の配分を試してみました。
フリーザー :臆病 175(76)-xx-123(20)-135(156)-146(4)-150(252) ※実際は非理想個体を使用。
特徴は先述の通りですが、説明しなかった要素に触れておくならばフリーフォールと言う技について。
ガルーラやオコリザルの火力をうまく通したり、縛りを解除したり、トリルのターン稼ぎに使ったり。
あと、案外知られていないのですが、この技はこの指止まれ、怒りの粉の影響を受けないのもポイントですね。
ガルーラの補助として使うのであれば、この枠には命中に目をつぶって暴風を使うのもありだとは思いました。
あとは無難に守るとか、羽休めとか、リフレクターや白い霧なんかも面白いかもです。
持ち物は岩雪崩への保険にヨロギ。ここはオボンあたりでもよかったかも。
努力値は素早さを最速にしてから、最低限必要な耐久を用意して、残りをC。
火力はあまり削りすぎないほうがいいです。メガラグラージとかチョッキランドロスとか、実は一致4倍でも耐えられる可能性ありますから。
オコリザル :陽気 141(4)-157(252)-80-xx-90-161(252)
騙されたと思って使ってみてください。めっちゃ強いですから。
技範囲がとにかく広く、メジャーどころを上から潰せるのが魅力です。
ボクは今回、格闘、岩、氷、毒の4種にしましたが、これ以外にも有用な技は沢山あります。
雷パンチ、炎のパンチ、アイアンテール、種爆弾、逆鱗、蜻蛉返り、辻斬り、地震、燕返し、、、なんだこの広さ。
他にも我武者羅や命懸け、カウンター、アンコールなんかもあって実に器用。
パーティに合わせてうまくチューンナップできそうです。
今回のパーティのMVPかもしれない、そのくらい活躍してくれました。
ヒートロトム :控えめ 157(252)-xx-134(52)-156(116)-131(28)-114(60)
ダブルでヒートロトムを使うのは初めてだったのですが、思いの外、安定感がありますね。
フェアリー、電気、飛行など比較的通りやすくなる攻撃タイプに耐性を持てるのが偉かったです。
挑発をよく誘ったので、守る+3ウェポンで正解だった気がします。
追い風ミラーにエレキネットを重ねるのが強く、アドを生み出す家電って感じでした。
努力値をそこまで割かずとも欲しい耐久が得られたので、一定の火力があり、隣と併せて確定に持っていける動きがとりやすかったです。
総括
なんだかんだスタンダードなパーティなので普通に使いやすかったです。
反省点、改良点を挙げるとすれば全体技の不足。
基本的に1匹1匹を落とす戦い方しかできないので、制圧速度がイマイチ。
制圧速度が足りていない割りに、アタッカーの耐久(耐性)がそこまで高くないので、落としきる前に消耗してしまうケースがありました。
特に対面でアドが取れていない際に、逆転につなげにくいのが辛かったかもしれないです。
ギルガルドの枠がしっくりこなかったので、変えるならここにヒードランあたりで熱風採用かな。
そうなると格闘の通りがよくなってしまうのと、ヒートロトムが炎で被ることから、
この枠にニンフィアあたり入れると攻防バランスよくなるような気がしてます。