【ダブル】セイムパートナーズ使用構築「ガルニンフ feat. 鉢巻アロー」
秋桜(@poke_cosmos)さん主催の以下企画に参加してみました。
簡単に言うと、企画参加者全員が同じポケモン6匹を使って構築を組み、潜り、記事にするというものです。
参加者の層が広く、ルールもバラバラ、同じルールでも技構成が違ったりと、なかなか面白い企画だったと思います。
本稿執筆中はまだ他の参加者様たちの記事は見てませんが、拝見するのがとても楽しみです。
戦績
40試合25勝15敗 レート16XX (1500スタート)
※更新確認中。
パーティ紹介
ポケモン | 特性 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
---|---|---|---|---|---|---|
肝っ玉→親子愛 | ガルーラナイト | 捨て身タックル | けたぐり | 猫騙し | 冷凍パンチ | |
フェアリースキン | 命の珠 | ハイパーボイス | サイコショック | 手助け | 見切り | |
疾風の翼 | 拘り鉢巻 | ブレイブバード | フレアドライブ | 空を飛ぶ | 寝言 | |
浮遊 | オボンの実 | 10万ボルト | ハイドロポンプ | 電磁波 | 守る | |
バトルスイッチ | 防塵ゴーグル | シャドーボール | ラスターカノン | ワイドガード | キングシールド | |
鮫肌 | ラムの実 | 地震 | ドラゴンクロー | 岩雪崩 | 守る |
構築アプローチ
一応は全ルールできるので、どのレギュレーションでもよかったのですが、
やっぱり自分のメインフィールドであるダブルで参加することにしました。
6匹は決まってるので、その中での最適解を探していきます。
メンツを見渡してみると、タイプ被りゼロでバランス自体は良さげ。
それぞれどのルールでも一定以上の強さを誇るコマで、単体スペックもそう悪くないです。
では、どのように構築を組み立てるか……まずはダブルバトルで求められる「三要素」の視点で考えます。
ボクが思うダブルバトルに求められる三要素は、次の通りです。
これらはダブルの構築を組む上ではとても重要です。
さて、このパーティの場合はどうでしょう。
1.展開補助
ガルーラの猫騙しくらいですね。
もう少し広く捉えるなら、ロトムのトリック、ファイアローのファストガード、ギルガルドのワイドガードあたりも含むかな。
2.S操作
ファイアローの追い風、ロトムの電磁波やエレキネットが該当します。
3.威嚇
該当なし。
耐久補助手段を取り入れるなら、壁や鬼火を採用する必要があります。
うーん、、、どれもイマイチ心許ない。
なるべく要素を満たす構築にしていくと、ファイアローとロトムの仕事が多くなり、過労死しそうです。
ダブルバトルにおけるファイアローやロトムがサポート中心の役割になるのはごく普通です。
しかしこのパーティの場合、ファイアローとロトムはサポートに徹する訳にはいかないと感じました。
詳細は後述しますが、特にファイアローが持つ打点は何より大事にしたいのです。
結果として出来上がったのは、鉢巻ファイアローによる〆を目指す構築でした。
個別紹介
メガガルーラ :陽気 191(84)-166(164)-121(4)-xx-121(4)-167(252)
主に先発で出し、猫騙しでニンフィアの全体高火力を通し、次ターンからは手負いの敵を確実に仕留めていくのがお仕事。
技構成としてはまず猫騙しが確定。
ノーマルメイン技にはなるべく火力を重視して捨て身タックル。
サブ技の1つ目は、ファイアローで〆る際に障壁となるバンギラス、ヒードラン相手に速度を出せるけたぐり。
もう1つのサブ技は、パーティ全体でやや重めなランドロス、ボーマンダを威嚇込みでも早めに処理できるように冷凍パンチを採用しました。
パーティ内にガルーラ自身の展開補助になるギミックが少なく、
不意討ちも不採用なので、なるべく自力で多く動けるように陽気最速に。
耐久面はランドロスの馬鹿力までは最高乱数切って耐えるラインのHP191。
(最高乱数引かれて負けた試合ありました)
ニンフィア :控えめ 175(36)-xx-102(132)-178(252)-151(4)-91(84)
ダブルのニンフィアと言えば火力補強アイテムを持たせてハイパーボイス。相手は死ぬ。
アイテムは眼鏡、珠、プレートからの選択になりますが、先発で使う場合は珠かプレートが使いやすい。
また、眼鏡を使う際には猫騙しやこの指、S操作で場を整えるのが定石ですが、
このパーティでは眼鏡ハイパーボイスが最大効用を叩き出すためのシステムは実装不可能。
よって小回りが利き、フェアリー以外のサブ技にも恩恵のある命の珠での運用に着地。
モロバレルに少しでも厚くするためにサブ技にはサイコショックを採用。
再三言う通り展開補助に乏しくS操作を積極的に行わない構築のためそう何度も動けないと見て、
散り際に最低限の仕事ができるよう手助けを仕込ませました。
これが実に強く、拘らないニンフィアには手助けを絶対に採用したほうがいいとまで感じました。
努力値は火力に振り切ってからファイアローの鉢巻ブレバを耐えるまでBに割き、残りS。
一応、無振りのニョロトノくらいは抜けるようになります。
実際にニョロトノ抜きが功を奏した試合がありました。
ファイアロー :陽気 154(4)-133(252)-91-xx-89-195(252)
総合的に全ルールで最も使える一般ポケモンは間違いなくファイアローだと思ってます。
そんなファイアローはダブルでは追い風始動用員としての使い方が最メジャー。
追い風を展開したら飛び交う岩雪崩で散るか、1ターンもっても次にブレバで自主退場をしていくのが常。
言ってしまえば「さっさと使い捨てられる」ポケモンです。
しかし今回の企画パーティで、ボクはファイアローにそのような役割は持たせたくありませんでした。
何故ならば、今回のパーティはクチート、モロバレル、キノガッサあたりが実に厳しく、ファイアローの攻撃性能に期待せざるを得ません。
そこでファイアローをアタッカーの役割に集中させるため潔く鉢巻を持ち、貴重なS操作を捨てたのです。
鉢巻なので技スペ余るし、寝言で出ないから空を飛ぶを覚えさせましたが、これが普通に縛り解除手段として役立ちました。
ファイアローで縛れている相手が守る時に飛んで、攻撃のタイミングをズラす立ち回りが面白かったです。
性格は火力をとことん追求してもよかったのですが、最速化身ボルトロスは抜いておきたかったので陽気に。
ウォッシュロトム :控えめ 156(244)-xx-127-172(252)-127-108(12)
種族値が足りないとか贅沢言われがちなポケモン。
同じ電気枠であればボルトロスやサンダーの方が優秀なのは事実ですが、ロトムでも十分やれました。
このポケモンも普段はサポート中心の役割を与えられがちですが、
ここでは対水、炎、地面などに対する遂行を早めるためCに全振りしてアタッカーよりにチューン。
ニンフィアとファイアローがポイントゲッターを担う構築なので、
それらが苦手とするポケモンに比較的強めなロトムは要所要所で心強さを感じる存在です。
10万ボルト、ハイドロポンプ、守るまでは確定で残り1枠に悩みましたが、
せめてものS操作と高い妨害性能に期待して電磁波を選択。
オボンを持たせておけば相手のガルーラ前にしても最低限のサポートを果たせるので素敵でした。
戦術
最後にファイアローがタイマンで勝てればいい。
もう少し具体的に書くと、ファイアローが勝てる相手は極力無視してそれ以外の頭数を減らすことに注力する戦い方です。
例えば対雨パならばルンパッパは極力無視して他のコマを優先的に処理する感じです。
どんな場合も目指すべきゴールが明確なので、立ち回り方がわかりやすく使用感の良い構築になりました。
基本選出
先発 | |
---|---|
後発 | +1 |
先発ガルニンフ、裏にファイアローが基本。
猫騙し+ハイパーボイス、捨て身タックル+手助けで頭数を減らし、ファイアローでお掃除という流れです。
もう1枠は、やや一方通行ですが、ガルニンフと縦相性がよく受け先として優秀なギルガルドがファーストチョイス。
追い風やトリックルームのようなターン制限付きのS操作を主軸としたパーティ相手に対し、展開をペースダウンさせたい時にも重宝します。
豊玉戦にヤスを投入する感じですね。1本!! 1本じっくり!!(伝われ)
リザバナやドーブルなどの晴れ基調ないしは催眠を戦術に組み込んでいる相手にはガブリアスの採用率があがります。
ヒードランやファイアローが見える場合も4倍弱点を狙いに出撃します。
対ヒードラン、対ファイアローという点ではロトムが更に優秀で、ガブリアスとどちらがより刺さっているかで選出が決まります。
ミロカロス、スイクン、マンムーあたりがいればロトムの出番です。
総括
勝ち筋がわかりやすいので、普通に使いやすかったです。
普段から準伝説抜きで潜ることが多いので苦はなく、むしろこれだけ優秀な一般枠オールスター使えるなら個人的にはアドでした。
仕事が忙しくてあまり潜れなかったのと、体調崩したことも影響してか大型連敗を喫してしまったのが残念。
もうちょっと上は狙える感覚あるので、企画終了後も少し潜ろうかと思ってます。