【ダブル】簡易考察:VGC2016(GS) 伝説枠その1
タイトルの通りです。
今回は伝説枠の中でも特に要注意な5匹をまとめます。
ゼルネアス
種族値 | 126-131-95-131-98-99 |
特性 | フェアリーオーラ |
メイン技 | マジカルシャイン、ムーンフォース |
サブ技 | 草結び、雷、目覚めるパワー地面 |
補助技 | 守る、ジオコントロール |
持ち物 | パワフルハーブ、拘り眼鏡 |
組合せ | コジョンド、マニューラ、エルフーン、ゲンガー、ガルーラ、ドーブル、メタモン、グラードン |
グラードンと並ぶ最強候補。
GS環境を大きく変えた1匹で、これまでメジャーだったパルキアギラティナあたりの採用率が下がった原因。
CDSを2段階アップさせるジオコントロールがとにかく壊れ技で、1度積めば勝ちがすぐ目の前にくる。
よって、ゼルネアス入りの構築は猫騙しやこの指止まれによる積みサポートが組み込まれる。
Bがやや脆いので、積まれる前に上から物理で抑え込むのが処理筋だが、
当然、ゼルネアス入りの構築は威嚇など物理方面をケアする術も盛り込まれているため、
適切な試合運びで縛りを作っていく必要がある。
追い風では素早さ合戦に間に合わないので、トリックルームや電磁波を用いて対抗しよう。
イベルタル
種族値 | 126-131-95-131-98-99 |
特性 | ダークオーラ |
メイン技 | デスウィング、バークアウト、悪の波動、はたき落とす |
サブ技 | フリーフォール、不意討ち、イカサマ、ゴーストダイブ、暴風、熱風、サイコキネシス |
補助技 | 守る、みがわり、追い風、挑発、羽休め |
持ち物 | 命の珠、拘りスカーフ、弱点保険、食べ残し、オボンの実 |
組合せ | グラードン、ガルーラ、クチート、レパルダス |
やや玄人好みながら確かな実力を持つ第6世代伝説のもう1体。
純粋なアタッカーというよりは、イベルタルのウリはサポート性能の高さ。
さながら、第4世代GSのディアルガギラティナあたりを彷彿させる。
追い風によるS操作やバークアウトでの火力削ぎが優秀。
特性ダークオーラで強化されたバークアウトは打点としても計算できる。
また、専用技のデスウィングが回復技にもなり、場持ちをよくする。
はたき落とすや不意討ちを主体にした物理型もあり、型を読みにくいポケモンである。
グラードン(ゲンシグラードン)
種族値 | 100-150-140-100-90-90 / 100-180-160-150-90-90 |
特性 | 日照り / 終わりの大地 |
メイン技 | 断崖の剣、大地の力、噴火 ※両刀もあり |
サブ技 | 炎のパンチ、地震、ドラゴンクロー、岩雪崩、オーバーヒート、竜の波動、雷 |
補助技 | 守る、剣の舞、毒々、電磁波 |
持ち物 | 紅色の珠 |
組合せ | ゼルネアス、イベルタル、クレセリア、クロバット、ヤミラミ |
最強候補筆頭。
同ルールのインターネット大会Generation ShowdownのKP1位。
特性によって4倍弱点の水技を無効化し、
通りの良い高火力地面技と、天候補正を受けた炎技で広い攻撃範囲を持つ。
味方を巻き込まずに相手2体に打ち込める断崖の剣を主軸とした物理型が基本線だったが、
最近では同族相手に確かな打点の持てる特殊型の研究が進んでいる模様。
激しいS取り合戦を考えると、現環境では最速が必須か?
S252D調整残りAorCみたいなのがスタンダードになるのではないかと想定。
重力や追い風、いば神秘などのサポートを受けると突破力があがるため、
構築にはこれらの技を上手く組み込めると吉。
カイオーガ(ゲンシカイオーガ)
種族値 | 100-100-90-150-140-90 / 100-150-90-180-160-90 |
特性 | 雨降らし / 始まりの海 |
メイン技 | 根源の波動、潮吹き ※両立もあり |
サブ技 | ハイドロポンプ、雷、冷凍ビーム、絶対零度 |
補助技 | 守る、瞑想 |
持ち物 | 藍色の珠、拘りスカーフ |
組合せ | パルキア、ボルトロス、トルネロス、クレセリア、マニューラ、エルフーン |
かつてのGSの覇者。
今でも天候さえとれれば雨潮吹きor根源の波動による制圧力は群を抜く。
すなわち、天候をいかにとるかが鍵となるため、
カイオーガ入りの構築には天候をとる(取り返す)ギミックは必須。
例としては悩みの種、胃液、スキルスワップ、なりきりなど。
噴火主体の特殊グラードンが増えてくると、メタゲーム的には
特防の高いカイオーガが相対的に強くなると考えてます。
なお、一世を風靡したスカーフ型もまだまだ一定数はいる模様。
レックウザ(メガレックウザ)
種族値 | 105-150-90-150-90-95 / 105-180-100-180-100-115 |
特性 | エアロック / デルタストリーム |
メイン技 | 画竜点睛 |
サブ技 | 流星群、ドラゴンクロー、神速、滝登り |
補助技 | 守る、竜の舞、剣の舞 |
持ち物 | 命の珠、拘り鉢巻、気合の襷 |
組合せ | クロバット、マニューラ、グラードン、ホウオウ |
メガシンカとアイテム装備を両立できるオンリーワン。
伝説戦においては上位のスピードから、物理特化クレセリアすら5割削る圧倒的火力を押し付ける。
弱点となる氷技もGS環境では不一致が多くデルタストリームによって最低限のケアが効くが、
画竜点睛による耐久ダウンもあり長持ちはしないため注意が必要。
物理の薄い相手には画竜点睛、グラードンには天候上書きからの水技など、多くの伝説に対して有利をとれる。
一方で、上から縛ってくるメガボーマンダや、一致技が通らないメガクチートが天敵なので、うまく横でカバーしたい。
以上です。次の記事では、残りの伝説枠について触れようと思います。